【朝倉郡】大己貴神社（おおなむちじんじゃ）：ご朱印・アクセス・日本最古説と歴史ロマン

大己貴神社

朝倉郡筑前町の大己貴神社にお参りしてきました。

福岡県朝倉郡筑前町（旧三輪町）に鎮座されています。
タイトルにもある通り、日本最古の神社の一つと言われています。
神功皇后が新羅征伐の折、太刀・矛を奉納し、戦勝祈願をしたという言い伝えが残っているそうです。
実は他にも、本殿の裏に広がる森の中に神功皇后が鏡と剣を埋め、禁足地になっているという
話しもあるようです。
特に禁足地の看板とかがあったようには見えなかったし、調査すればある程度はわかるんじゃないかと思うのですが、その地の方々の暗黙のルールがあるようで、掘り返したりはしていないようです。
ホントでしたらワクワクしますね。

邪馬台国は朝倉ではないのかという説もあるみたいです。
ここ、大己貴神社周辺と奈良県桜井市の大神神社（おおみわじんじゃ）周辺の地名などが
結構な確率で一致しているとか・・・！！
大己貴神社公式ホームページに比較してある図が載っているので、気になる方はぜひ
ご覧になってください。

邪馬台国朝倉説は未だに論争中だそうです。でもこれだけ地名などに類似点があるということは、
なんらか接点はあったのではないかとは思いますよね・・・？
ロマンがありますね～。

御由緒

大己貴神社の歴史は古く、日本書紀（西暦720年）を始めとする歴史書他多数に
記載されています。
その由緒の始まりは、第14代仲哀天皇9年（200年頃）とされています。
また927年制定の法令書「延喜式」巻10【神名帳】には筑前国の11社のうちの
1社に数えられ、他は現在の①宗像大社②織幡神社③筥崎宮④住吉神社⑤志賀海神社
⑥志登神社⑦筑紫神社⑧竈門神社⑨麻手良布神社⑩美奈宜神社であり、
古くより大変由緒のある神社であります。

西暦200年頃（仲哀天皇9年）神功皇后が、現在の朝倉市（秋月）野鳥のあたりで
勢力を持っていた豪族「羽白熊鷲（はじろくまわし）」を征伐後、新羅征討を
起こすにあたり兵を募ったが集まらず困っていたところ、
大神社”おおみわのやしろ”（または大三輪社と記載し）を建て、太刀や矛を
奉納したところ、兵が集まったと日本書紀に記載されています。
　　　　　　　　　　　　　　　　大己貴神社パンフレットより引用
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

「おんがさま」と呼ばれている由緒についても引用しておきますね。

当神社の古名「大神社」は”おおみわのやしろ”と読むのは難しく、
地域の方々は当神社を漢字をそのままに”おおがみさま”と呼んでいました。
それが時を経て訛って”おんがさま”と呼ばれるようになりました。
地域の方々は「おんがさまに参ってこよう」「おんがさまで祭りがあるよ」
といった具合に親しまれています。
　　　　　　　　　　　　　　　　大己貴神社パンフレットより引用

年表も置いておきます。

720年　　　　　　　『日本書紀』完成。
806年（大同元年）　　大和朝廷より、封戸（62戸）あり。
811年（弘仁２年）　　嵯峨天皇勅願により、社殿再建される。
1471年（文明３年） 　後土御門天皇勅願により、社殿再建される。
1587年（天正１５年） 豊臣秀吉の島津征伐の折に兵火に遭い、社殿・宝物・
　　　　　　　　　　　 勅書・社記・古文書など焼失する。
　　　　　　　　　　　 御神体は仮殿に移される。
1645年（正保２年）　 再建。
1687年（貞享４年）　　再建。現在の本殿になる。江戸時代は藩主黒田氏の
　　　　　　　　　　　 尊崇篤く社領6石を与えられた。
1897年（明治２９年）　縣社に列せられる。
1952年（昭和２７年）　戦後の宗教法人法の制定により、宗教法人大己貴神社となる。
　　　　　　　　　　　　　　　　　大己貴神社パンフレットより引用

アクセス・駐車場

参拝ルートの紹介

鳥居とお手水

ではお参りしましょう。

鳥居の扁額には「大神神宮」の文字があります。

私が訪れたのは秋だったのですが、とてもいいお天気の日でした。日差しは暖かかったものの、
神社は森もあり、木々に囲まれており風が吹くとかなり冷えました。
薄手のカーディガンを羽織っていたのですが、もっと厚手のジャケット等着ていけば
良かったなあと思いました。
夏はとても涼しいのではないかと思います。

昨今コロナ禍以降、お手水を止めてある神社も多い中、こちらはとてもきれいなお手水でした。
やはりこちらで浄めてからお参りすると、なんだかすっきりした気持ちになれます。

拝殿・本殿

参道から階段を20段ほどかな？上がると境内です。階段を上れない方は右側に狭いながらも
坂道がありますので、そちらをお上り下さいね。

とても清々しい良い気に満ちた境内です。

江戸末期に再建された拝殿とご本殿です。原型は八幡造りではないかとのことです。
筑前町指定の重要文化財です。

とても色鮮やかな拝殿に龍神様がいらっしゃいました。

お社の裏に森が広がっており、この森の中のどこかに前述の鏡と剣が埋まっていると言われています。

ご神体の山を拝む

境内を左に行くと、森の中を通って遥拝所があります。

遥拝所からはご神体とされている大神山を見ることができます。
とてもきれいな風景で、こんな山々を壊すなんて本当に罰当たりな行為だと・・・
（あ、ここが壊されているのではなく、日本全体のことを言っています。）

森自体もきれいに管理されていて、とても気持ちの良い場所でした。

御朱印

大己貴神社の御朱印です。
私が行った時は社務所等にどなたもいらっしゃらなくて、境内右側のお守り授与所に
書置きで置いてあり、500円だったかな、いただいてきました。
この日はお守り授与所も開いてなくて、お守りも買えませんでした。残念。

ちょっと足を延ばして

cuwano.books cafe space

大己貴神社へお参りしたあと、少し足を延ばして朝倉市内のカフェへ行きました。
とにかく身体が冷えたので、温かいものが飲みたくて・・・。
神社から車で10分ほどだったかな・・・。朝倉市の甘木駅近くの旧アーケード通りに
あります。下にグーグルマップも置いておきますね。

本屋さんとカフェとレンタルスペースが一緒になってるカフェです。
ショコラミルクホット450円、カプチーノホット500円、プリン350円、
シャキシャキアップルパイ480円でした。
冷えた身体にあったかいショコラミルクが沁みて美味しかったです。

カフェスペースには本や雑誌も置いてあり、お客さんも多く人気店のようです。

木のぬくもり感じる店内でした。
本屋さんのコーナーはこぢんまりとしていて、昔の近所にあった本屋さんを彷彿とさせ、
なんだか懐かしい気持ちになれました。今はもうそんな本屋さんも少なく、大きな書店ばかり
になってしまいましたが、こんな小さな本屋さんもとても素敵ですね。

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