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【筑後市】明治維新発祥の里「水田天満宮」「恋木神社」行き方とご朱印案内

水田天満宮 和柄のイラスト 福岡県中南部の神社
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桔梗猫
桔梗猫

筑後市にある水田天満宮にお参りしました。全国で一社しかない恋命(こいのみこと)をお祀りする恋木(こいのき)神社が境内社にあります。おすすめのカフェもご紹介。

水田天満宮には明治維新発祥の里と書いてあるポールが立ててあり、どういうこと?と思った桔梗猫は少し調べました。すぐにそちらをお読みになられたい方は目次の「明治維新発祥の里」を押してもらえれば該当記事に飛べますのでぜひ。

水田天満宮とは

水田天満宮は筑後市にある九州二大天満宮の一つです。
もう一つはもちろん太宰府天満宮ですよね。

ご由緒です。

鎌倉時代の嘉禄二年(1226年)に菅原長者大蔵卿為長朝臣が後堀川天皇の勅命により建立しました。

水田天満宮は、太宰府天満宮と縁が深く、菅原道真公の御霊魂を祀り、重要な荘園「水田の荘」の守護神であったそうです。

水田天満宮は太宰府天満宮に次ぐ九州二大天満宮として人々に親しまれ、その伝統を守り続けていらしゃいます。

アクセス

  • 福岡県筑後市水田62-1
  • 0942-53-8625
  • JR鹿児島本線「羽犬塚駅」から車で5分、徒歩20分
    新幹線「筑後船小屋」駅から車で8分
    九州自動車道「八女IC」より車で10分
  • ご朱印授与時間 8:30~17:00
  • 駐車場あり。ただし少しわかりづらく入りづらい印象です。県道703号から東門がある方へ入ってください。かなり狭い道ですので要注意。東門の横から駐車場へ入れます。

博多駅からのアクセス

JRでは

博多方面からお越しの方でJRで行かれる方は、鹿児島本線の「久留米・大牟田方面」下りに乗ってください。博多駅から約1時間ほどで「羽犬塚駅」に到着します。駅からはタクシーで5分ほど。徒歩ならば20分ほどかかります。

新幹線では

新幹線だと博多駅から25分ほどで「筑後船小屋駅」に着きます。徒歩ですと30分以上はかかりますので、ここはタクシーを利用するのがいいと思います。車だと6~8分です。

ご朱印

ご朱印は本殿左側のお守り授与所にていただけます。書置きではありません。書いていただけますよ。
初穂料は500円です。

鳥居から本殿へ

水田天満宮鳥居赤
水田天満宮の一の鳥居

一の鳥居です。(別名赤鳥居)
県道703号線に面しています。

二の鳥居は石の鳥居といい、慶長19年(1614年)に建てられました。
柱の太い肥前鳥居系の明神鳥居です。

太鼓橋を渡り、楼門をくぐります。

水田天満宮本殿
水田天満宮の本殿

ご本殿です。
創建嘉禄2年(1226年)。杮葺き、正面は唐破風です。
外装は漆塗り、べんがら塗り。

拝殿の天井に十二支の額が飾られていました。

水田天満宮拝殿の天井に干支の飾り
水田天満宮拝殿の天井飾り

境内を歩く

心字池にかかる神楽舞台

本殿から左に行くと心字池という池が見えてきます。
西門からご本殿を見ると「心」に見えることからつけられたようです。
心の点の部分に神楽舞台があり、大祭にはお神楽が奉納されるとのこと。

池 神楽舞台
心字池に浮かぶ神楽舞台

池に浮かぶハートもまた可愛いですね。

さざれ石

なんと「君が代」に歌われている「さざれ石」がありました!

飛梅

水田天満宮の飛梅
飛梅

太宰府天満宮にある飛梅がこちらにも。

狛鷽

こちらにも狛鷽(うそ)がいました。鷽(うそ)鳥は天神様の御神幸や参拝者をスズメバチが襲ったときに、鷽鳥が飛来してスズメバチを噛み追い払い、人々を助けたそうです。

くちばしにスズメバチをくわえ、足元にスズメバチの巣がある石鷽鳥は、全国でこの水田天満宮だけで、とても珍しい石像と言われているそうです。

狛鷽3体
狛鷽

確かによく見るとくちばしにスズメバチをくわえてますね。

鷽鳥の看板
鷽鳥の説明

画像の左端に菅原道真公の銅像が少し写っています。

幸福一位の木

樹齢600年の一位の木

この木を左→右→左と三度廻ると幸福が訪れるそうですよ。

明治維新発祥の里

明治維新発祥の里ポール
明治維新発祥の里ポール

可愛いイメージから硬派なイメージへ

水田天満宮は恋木神社が有名で、なんとなく可愛らしいイメージを持っていましたが、この「ようこそ勤王の志士 明治維新発祥の里」というポールを見て、突然ハードなイメージになり。ん?明治維新発祥の里?どういうこと?少し調べました。すると、久留米市の水天宮さんと深いつながりがあることがわかりました。

尊皇攘夷の先駆者眞木和泉守保臣

水天宮第22代宮司であった尊皇攘夷の先駆者眞木和泉守保臣が、久留米藩と藩政改革の意見書をめぐり対立し、水田天満宮の神職をつとめる弟大鳥居理兵衛の家に蟄居させられました。(1852年久留米藩嘉永の大獄。ペリー来航1年前)眞木和泉守は10年間この水田の地で蟄居しています。

その間山梔窩(さんしか・くちなしのや)を造り近隣の子弟を教育していたようです。このころ諸国の勤王の志士たちが多く彼を訪れています。
福岡の平野国臣は6度、出羽の清河八郎も訪れました。清河八郎は太宰府天満宮と水田天満宮を訪れ、「潜中始末」の著書で水田天満宮を九州二大天満宮と讃えたそうです。

眞木はその後藩を脱出し京都伏見の寺田屋で「寺田屋の変」で拘束され、再度幽閉されてしまいます。そののちも維新に向けて数々の活躍をしましたが、文久3年の禁門の変に主戦派として参加、(禁門の変は眞木がいなければなされなかったともいわれているそうです)敗れたのち敗走するも、天王山に17名で立てこもり、会津藩と新選組の追撃を受けて自害しました。享年52歳。

(参考文献 眞木和泉守保臣の生涯 眞木和泉守顕彰会著 他wikipedia)

感想

桔梗猫
桔梗猫

なるほど・・・だから水田の地が明治維新発祥の里と言われているんですね。

以前久留米市の水天宮さんにお参りしたときに、「眞木和泉守の生涯」という小冊子をいただいていたのですが、今回水田天満宮さんで抱いた疑問がまさかこれにつながるとは思ってもいませんでした。

その山梔窩は県指定文化財として水田天満宮の近くに残されているそうですが、今回は行けてませんので、次回お参りする機会があったら、ぜひ行きたいです。

久留米市の水天宮さんにも模した山梔窩を建てられているそうです。他にも銅像や眞木神社、眞木和泉守記念館もあるそうですので、お参りの際には訪れてみてください。

恋木神社

さて、次は恋木神社へお参りしましょう。

鳥居の扁額がなんとハート型です!

恋木神社拝殿
恋木神社の拝殿

恋木神社のご由緒。

水田天満宮の末社として、建立当初から鎮座されているそうです。ご祭神は「恋命(こいのみこと)」。全国で一社のみです。

桔梗猫
桔梗猫

そんな昔からいらっしゃったとは驚きでした。

恋木の「木」は東を意味しているそうです。菅原道真公が太宰府で生涯を終えるまで抱かれていた、都の天皇や妻子を思うお心を慰めようと祀られたと伝わっているそうです。

日本国内はもちろん海外からの参拝客も多いとか。「良縁成就祭」や「恋むすび祭」などのイベントも大人気だそうですよ。「恋みくじ」や「恋木絵馬」「ハートお守り」など、御神紋のハートが描かれているお守りがたくさん授与されています。

あわせて寄りたいおすすめカフェ

水田天満宮から車で10分ほどのカフェをご紹介します。

カフェと北欧雑貨の店FIKA

筑後市に大好きな可愛いカフェがあります。
ぜひご紹介させてください。
FIKAフィーカさんは北欧雑貨を扱ってあるカフェです。

青いコンテナ カフェ
カフェFIKA
桔梗猫
桔梗猫

青い外観がとってもきれいですよね!
青い壁に白い窓枠・・・とても素敵な色合いです。

お食事もできますが、今回はスイーツとドリンクを。

ココア350円、オレンジジュース200円、チョコチップスコーン100円です。
ドリンクはムーミンのマグカップで提供されます。可愛い!!
お皿ももちろん北欧雑貨です。

お店には北欧雑貨がたくさん置いてあって見るだけでも楽しいです。
あ、もちろんいくつか購入させていただきましたよ。

  • 筑後市羽犬塚610-2
  • 080-9101-3129
  • open 月・水・木・日 10:00~18:00
       金・土     10:00~19:00
  • close 火曜日
  • 駐車場あり。お店の前に2台ほど。お店の裏側(少し離れています)に3台

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