久留米市善道寺町の大本山善道寺さんに
お参りに行きました。
大本山善道寺
善道寺さんは久留米市の東部に位置します。
聖光(しょうこう)上人が浄土宗の開祖
法然上人の念仏の教えをひろめられました。
本堂
善道寺さんは度々兵火の難に遭い焼失していて、
現在の本堂は1786年に建築されています。
屋根には葵紋が5個並んでおり、石高500石であった証だそうです。
御拝口に柱が4本並立しているのは中央を勅使、左側を左大臣、右側を
右大臣が三者並進して昇殿するように配慮されていて、とても珍しい様式と
なっているそうです。
大木魚です。慶応2年(1866年)江戸時代末期の作。
大杓子・摺古木です。
建築時大勢の大工さんたちのために、たくさんの料理を作った時に
実際使われていたと伝わっているようです。
鐘堂
1791年建築。梵鐘は江戸時代のものだそうです。
口径122.4㎝、約750㎏。
梵鐘は昭和33年県の重要文化財に指定されました。
境内・筝曲発祥の地の碑
境内には何本も大楠が植えられていたり、記念碑もたくさんあるのですが
今回はお手植え大楠と筝曲発祥の地の碑をアップしますね。
県指定天然記念物。樹齢800年。
善道寺開山、聖光上人のお手植えと伝えられているそうです。
大きくて樹の下は暑い夏でも涼しいですよ。
画像ではちょっと見にくいので一部抜粋しますね。
戦国時代、筑後国宮部郷(大牟田)に宮部武成という武将がいた。父武成の急逝により七歳であった長男が小僧として善道寺に入山した。ここで琴を習い覚えた賢順は数年のうちに見事その才能を花開かせた。
(中略)大友宗麟の庇護を受けることとなった。
(中略)筝道一筋に歩み「筑紫流筝曲」を完成させた。
筝曲発祥の地の碑より引用
そういえば高校の琴部を舞台にしたアニメ「この音とまれ!」の
聖地巡礼になっているとかちらっと聞いたことがあります。
もしご興味ある方がいらっしゃれば、ぜひ訪れてみてください。
アクセス
- 久留米市善道寺町飯田550
- 0942-47-1006
- 駐車場は周辺に多く有り。
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